@article{oai:oiu.repo.nii.ac.jp:00000227, author = {浅香, 佳子 and アサカヨシコ and Asaka, Yoshiko}, issue = {3}, journal = {国際研究論叢 : 大阪国際大学紀要, OIU journal of international studies}, month = {Mar}, note = {P(論文), イギリス中世文学の「自然」を表す中英語はnatureとkyndeである。これら2つの語はしばしば擬人化されて、NatureとKyndeと表記された。14世紀の中世英文学を代表するGeoffrey Chaucerは脚韻詩で書き、ラテン文学と中世仏文学に多くの典拠を求めた詩人である。14世紀を代表するもう1人の詩人であるWilliamLanglandはアングロ・サクソン伝来の頭韻詩で書き、その文学の伝統に属する。 「自然」を表すことばとして、Geoffrey Chaucerは主として、nature / Natureを用い、一方のWilliam Langlandはkynde / Kyndeを用いている。本稿では、この点を踏まえて、Chaucerが典拠とした古代古典の「自然」の伝統を再考察したい。 チョーサーの自然は12世紀のパリ学派の『自然の嘆き』( De Planctu Naturae )と、中世フランス詩『薔薇物語』( Le Roman de la Rose )の後編、及びボエティウスの『哲学の慰め』( De Consolatione Philosophiae )からその概念を得ている。Chaucerがこれらの典拠から「自然の概念」をどのように摂取し、彼なりに改変して用いたか、原典と較べて比較考察した。}, pages = {1--8}, title = {「ジェフリー・チョーサーの自然観」}, volume = {20}, year = {2007} }